わかりました。状況から見て下手な芝居か、新手の占有屋さんかわかりませんが、ようするに占有権を主張したい者がいるようですね。手順としては、裁判所で事件記録を閲覧します。落札者として身分証明と、売却決定の通知などを持参すればいわゆる３点セツトとそれ以外の売却関係の関係書類も見せてくれます。このなかには関係者のすべての住所氏名、通知送達の経過､住所移転の経過、入札者の全氏名などがありますので、これをみて、真犯人は誰かを捜してみます。占有屋が介在しているのか、金貸しが落札者から融資回収をしようとしているのか、また、所有者がいじわるしているだけで粗大ごみを室内においているの、判明することがあります。
占有屋の場合は堂々と名前と､電話を名乗るのが普通ですが、所有者の妨害の場合は、なるべく誰かわからないようにします。混乱させるのが目的ですね。未知の借家人か居候の場合でも、事件記録のなかに氏名、連絡先があるかも知れません。
以上を確認されたあと、引渡命令にとりかかれば、より短期間で動産が撤去できる可能性があると思います。もちろん、わからない場合でも､引渡命令の執行は可能です。