平成10年より利用している賃貸アパートですが、契約時の規定で2年ごとに「経済事情の変動、公租公課の変更その他の事情により不相応になったとき」、家賃の変更が可能となっています。1度目の見直し時は据え置き、2度目の見直しでは1,500円増（2.9%増）でしたが、今回3度目の見直しを迎えて7,000円増（13.3%増）を提示されました。
大家さんに値上げの理由を伺ったところ、同じ建物内の他の室に比べ、私が利用している部屋の家賃が低すぎるため、といった趣旨の回答を口頭にていただきました。私が契約・入居する際他にもいくつかの空室がありましたが、現在利用している部屋とそれらとの家賃に目立った差はなかったように記憶しています。あくまで推測の域を出ないのですが、この物件では住人の出入りがかなり激しく、そのためほぼ借り主が変わるごとに家賃を上げていった結果、2年ごとに変更される私の家賃との差が開いていったのではないか…ということです。
そこで、以下の点について質問させていただきます。
@家賃の値上げについては、確か「前回に決めた家賃が周囲の相場と比べて不当に安すぎる」場合も可能であったかと記憶しています。今回のように「同一物件内での部屋ごとの家賃の格差」が、この「周囲の相場」に当てはまるものなのでしょうか？ ちなみに、近隣の不動産屋さんを何軒か訪ねて伺ったところ、この物件の立地条件・築年数・間取りなどを考慮した場合、少なくとも周辺の同様の物件と比べても現在の家賃で妥当なところ（今回提示の額は高すぎる）とのお話でした。
Aまた、仮に私の部屋と他の部屋との家賃の格差が、上に述べた私の推測によるものであった場合、そのことを理由に家賃の値上げを行うことは可能なのでしょうか？
長々と書きましたが、どうぞよろしくお願い致します。