その、主人の父の持分５分の２だけに抵当権が設定されているのでしようか。それは実務で考えにくいのですがそうであるなら、その持分だけが競売となります。その競売で買い受けた者から立ち退きを求められても明け渡す必要はありませんが、その者は、主人の持分と一緒に、つまり、５分の５の持分を競売することができる権利があります。例え、主人でなくとも借金がなくても１人の持分権者は他の持分権者を競売できます。その場合は当然と居住者全員が引っ越ししなければなりません。
それを防ぐには第一回の競売を防ぐより方法はありません。それは返済です。なお、相続が発生すれば財産も負債も相続放棄できますが、その場合でも、最終的には明渡を免れることはむつかしいでしよう。