Re: 代位弁済について

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2002年8月16日 09時11分33秒
リモートホスト情報:pee4b35.tokynt01.ap.so-net.ne.jp
さら氏の投稿「 Re: 代位弁済について」に対するフォロー記事です

(内容)

> > 代位弁済ではなく、代物弁済なら夫が滞納すれば夫の持分だけ移転登記され妻の持分は移転されません。通常ではそのような契約ではなく前記のようになっています。
> 妻の持分は移転されない? どういう意味かわかりませんが。

ことさらお話を煩雑にしたようです。
今回は代位弁済ですから、そのような所有権移転など考えなくて結構です。

> > 文面から推測しますと代位弁済と代物弁済が混同していないかと思われます。          
> どうやって、代位弁済か、物件弁済かわかるのでしょうか?
> 年金住宅ローンからの通知には、保証会社へ代位弁済するという内容でしたが。

それでしたら明らかに代物弁済ではなく代位弁済です。
今回のご質問の要旨は、このままでは競売になってしまうかどうか、のようです。
そのお答えは「全部の持分が競売になりそうです。」
それでは、少し、詳しく調べてみましょう。
最初のご質問に「夫が年金住宅ローン6回の延滞が発生しまして、」とありましたが、年金住宅ローン会社との返済契約はどのようになっていましたか。「夫は何万円返済し、妻は何万円返済する。」と云うように区別されていましたか。そうでしたら、「夫の持分に何万円、妻の持分に何万円」と云うように抵当権が設定されているはずです。もし、そのような契約でしたら夫が滞納すれば夫の持分だけが競売になり妻の持分は競売になりません。
ところが実務ではこの方法は希です。つまり、夫婦の持分権全部に抵当権が設定されているはずです。
「年金住宅ローン→夫名義/妻連帯保証、妻名義/夫連帯保証」と云うことはお互いに保証し合っているわけです。ですから、一方が不履行だったとしても両方の責任となり、結果的に年金住宅ローン会社の残債は全額保証会社が保証し、残額を両方が支払わなくてはなりません。と云うことは両方の持分権全部が競売になります。
もし理解できなければ不動産登記簿謄本を司法書士に見せ、聞いて見て下さい。



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