Re: 老朽による立ち退きについて

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2002年11月17日 16時33分55秒
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くみこ氏の投稿「 老朽による立ち退きについて」に対するフォロー記事です

(内容)

> >始めまして。何もわかりませんので、知恵を貸して下さい。現在、築30年になる木造文化住宅に住んでいます。2ヶ月前に空室の部屋の柱に穴が空いており、白蟻が原因である事がわかりました。すぐに大家さんが、白蟻駆除、消毒をしたのですが、床下の柱などにも穴が空いており、この状態での居住には、無理があるらしく応急処置的補強だけして終わりました。(今まで1度も駆除剤など撒いておらず)10月に書面で家の老朽等による立ち退き要請を受けました。期限は1年で立退き料当の事は書いておらず、その期間内に損害が生じた場合責任は負いませんと書いていました。お年寄り単身者の方も住んでおり困っています。これからどのように対処していけばよいのでしょうか?立ち退き料などは、貰えるのでしょうか?教えてくださいお願いします。

くみこさんは、その建物を借りているわけですよね。そしてその建物はアパートのようになっており複数の世帯があり、その内一部屋が空き家になり、その部屋が問題の「老朽化」と云うわけですよね。
そうしますと、「老朽等による立ち退き要請」が認められるために、その老朽化が正当な理由となるかどうかで決まります。
法律では、家主が自分で使わなければならないか又は「その他、正当な理由があるとき」となっています。
そうしますと、「老朽化」の程度によってかわりますが、一方は「そのような状態は老朽化」と云うし、一方は「老朽化ではない」と云うなら、裁判所で決着つけなければ堂々めぐりです。
そこで、それを補う意味で「立退料」が出てくるわけです。つまり、家主側とすれば、「老朽化ではない」と云うなら、それを補うために○○円支払うが明け渡してほしいと云うことになります。賃借人からすれば「本来、老朽化していないので引っ越しできませんが、それだけくれるなら、引っ越してもいいでしよう」と云うようになります。
その立退料の額もその状態により一概にいえませんが、新たにかりるための家賃の数ヶ月分から数十ヶ月分です。




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