Re: 親の土地(借地)に家を建てたい時・・・娘の場合

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2003年3月18日 17時55分04秒
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さき氏の投稿「 親の土地(借地)に家を建てたい時・・・娘の場合」に対するフォロー記事です

(内容)

> 父母が旧借地法で契約している借地に家を建てて住んでいます。子供は私と妹の二人です。どちらも結婚して家を出、今は専業主婦です。自分名義での資産、財産といえるものはもっていません。この度、それぞれの夫がお金を出し合い、父母の住んでいる借地を買い取りたいと考えています。さらに旧家を取り壊して、2軒新築したいのです。夫はいずれも養子にはなっていません。母は父から譲渡したことになってしまい、譲渡税がかかると言います。本当でしょうか。父には借地を買い取るほどの金融資産がありません。無理に買い取るより、承諾料を支払い、家のみ建て直した方が良いのでしょうか?その場合でも夫が新たな名義人になるので、父から夫へ借地権の譲渡がおこり、税金がかかるのではありませんか?どうしたら一番お金がかからずに済むのか、わからずにいます。アドバイスをお願いいたします。

借地権と云う権利は単独ではなく建物に付随しているものです。ですから、借地権の売買は建物の売買です。その場合の売買は地主の承諾が必要です。通常は名義変更料(承諾料)を支払って承諾を得ています。
その借地上の建物を取り壊して新築の建物を建てたいと云うことは、父が自らその建物を取り壊して土地を返還し、続いて長男がその土地を借り、借りた土地に自分の建物を建てると云うことになります。
そのように、借地権の譲渡の承諾と云うことは従前の建物を継続して使う場合で、上記のように新築するなら父の借地を一旦返還することです。
以上で、前者なら父に贈与税か譲渡所得税がかかりますが、後者ならそれらはかかりませんが長男は新規に土地を借りるわけですから権利金など地主に支払う必要があります。


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