＞ 先日大家の方が老朽化の為建替えをするので
＞ 半年後に出て行ってほしいと言われました。
＞ 先ずは賃貸借契約の解約を申し入れます。
＞ この覚書というのはなんでしょうか？
＞ ちなみに建物ですが築20年ですが倒壊の危機などは
＞ 無いと思われます。
全体の文章のなかで上記の部分が大切で法律上争いのある部分です。
まず、家主は老朽化を理由として賃貸借契約の解除の通知をしています。その上で、６ヶ月の猶予期間を設けるから明渡してほしい、と云うことです。このことは一応法律に叶っており問題はありません。問題があるとすれば「老朽化」です。現実に見てみないとわかりませんが新築後２０年と云うことですから判例などから云って老朽化とは言えないような気もします。万一、裁判になればこのことが争いの的となると思います。
ところで、今回は、家主の方で「覚書を書きたい」と云うようですが、内容は、takasi saitoさんが家主宛に「契約解除は認めます。そのため○○日（６ヶ月後の日）には引っ越します。」と云う内容になりそうです。そうしますと全てそのようにしなくてはならないので、今すぐに「先日、６ヶ月後に引っ越してほしいと云われましたが、それには応じられません。何故なら、老朽化しているとは思えませんので、この契約解除は成立しないと思います。従って、従来のとおり借りていたいと思います。なお、立退料の額によっては契約解除に応じてもかまいませんが、今のところ、それは避けたいと思います。」というような内容の手紙を出してはどうでしようか。
なお、念書を書けば、まず後戻りできなくなりますから書くのであれば内容をよく把握し理解してからにして下さい。