＞ 夫の実家の事で相談です。土地は父・母・兄名義なのですが（三分の一ずつ・・・夫は３人兄弟なので家を建てるときに先に兄に一部贈与した形にしたみたいです）建物は兄夫婦の名義です。２年前にその兄が亡くなり、最近姉が家を売って出て行くと言い出したのですが、まだ父・母が住んでいます。阻止するにはどうすれば良いでしょうか？話し合っても聞くような状態では無いので。
兄夫婦の建物だったものが兄が死亡したためその相続人の兄嫁が売却したいと云うわけですね。
その場合、兄嫁だけでなく子供も居れば子供にも相続権がありますからその者に相続放棄させるか承諾が必要です。
それらは問題ないとしても、土地が父・母・兄の３人の持分ですから兄嫁とすれば兄の持分だけしか売却できません。逆に云えば父・母が承諾しない限り土地は売却できません。
理論的には父・母が承諾なくても建物全部と土地の持分（３分の１）は売却できますが変則なため買う者はないと思います。
それよりも売却するためには父・母に引っ越してもらわなければなりませんが、その点、父・母が居座れば売却できません。しかし、父・母には建物の持分権ないので不法占拠となりますから家賃の支払い義務があります。逆に、土地の地代はもらえますが。
このように煩雑ですが、究極のお話をしますと、兄嫁が裁判所に訴えれば土地建物一括して競売することができる権利がありますから、それだれは覚えておいて下さい。それを阻止する方法はありません。
この権利は父・母にもあります。