Re:納得がいかないけど仕方ないのかな・・・

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2001年7月03日 16時32分29秒
リモートホスト情報:p8490ac.fchupc00.ap.so-net.ne.jp
困っている者氏の投稿「 Re:納得がいかないけど仕方ないのかな・・・」に対するフォロー記事です

(内容)

> そうですか、「時効」というものがあるのですね・・・
> 5〜6年前に話し合いをした(不法占拠について)らしいのですが、戦後からと考えると時効なのですね・・・
> とても残念です。
> では、この土地を第三者に売却することは不可能でしょうか?
> 土地の所有権を手放さないと固定資産税のみ請求がきて、自分たちの土地ではない状態が続くのですから手放してしまった方が賢いのでしょうか?
> (でも何か納得がいかないです、一体日本の法律って・・・)
> 釈然としません・・・

時効と云うのは、自然と時効になるものではありません。
100年経ってもあなたのものにはかわりありません。あなたの方で相手に「建物を取り壊して土地を返せ」と訴訟をした場合、相手が「時効によって私の物」と云わなければ、その建物は取り壊しの判決が下るでしよう。しかし、時効の主張があれば裁判所で「時効だから取り壊さなくてもよい」と云う内容であなたが負けるでしよう。
ですから、今の状態で他人に売却することは自由です。しかし、買った人が上記のような裁判をして負けた場合、あなたは瑕疵担保責任(損害賠償)をとわれるでしよう。非常に危険です。
固定資産税の件ですが、これは登記簿上の所有者に課すことになっていますからあなたにくることは当然です。
あなたは、どうも納得できないでしょう。その原因は50年も見て見ぬふりをしていたことが最大の原因です。
権利があっても行使しない場合は社会は保護してくれません。(この一行は最も重要です。)
今、あなたができることは「建物収去土地明渡訴訟」です。その判決を待ち、負けたなら、所有権を相手に移すよう訴えます。(通常の逆ですがこの場合は認められます。)そして、固定資産税を支払うよう求めます。これは「不当利得返還請求」です。
1つ1つを「確定」し、先に進めなくてはなりません。




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