Re: 家財道具が残置された競売物件

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2002年8月18日 09時44分07秒
リモートホスト情報:pee4b35.tokynt01.ap.so-net.ne.jp
山田 悦郎氏の投稿「 Re: 家財道具が残置された競売物件」に対するフォロー記事です

(内容)

>  回答にある家財道具の競売についてお尋ねいたします。まず、買受人が専門業者に支払う費用はどのくらいを見積もっておくべきでしょうか。どんな基準で費用は算定されるのでしょうか。
> それと、家財道具の競売の売り上げは家財道具の所有者に渡されるべきでしょう。どのようにそれをすれば良いか教えてくださいますか。よろしくお願いいたします。


専門業者に立ち退き(法律上引渡し)を依頼するならその業者から全ての費用の見積を提出させます。その業者も内部を見なければ正確な見積はできないかもしれませんが、その場合は、段階的に、例えば、不動産引渡命令の申請から催告時までとして、そうすれば、その次の手続き、つまり、「断行」「遺留品の競売」「遺留品の処理」と進めていったときの費用は見積することができます。
建物の大きさにもよりますが東京ではおおよそ、前半の費用(引渡命令の申請から催告時まで)20万円から30万円程度、後半の費用も同額程度です。
なお、家財道具の競売は最後の最後の手続きとなります。その売上金は裁判所で預かりますが実務では債権者代理人(その専門業者)が保管費用などを裁判所に請求し、その預かっている売上金と相殺の手続きをしています。そうでなければ裁判所が法務局に供託します。
なお、今回の場合には空家と云うことですから、ことと場合によっては面倒な法的手続きをせずに、勝手に鍵を交換し、中の荷物は捨ててしまうことも考えられないこともできます。ただし、その方法はあくまでも正当ではありませんのでお進めできませんが、その判断は私なら現場を見た上でできますので山田さんが東京か近郊なら直接メール下さい。



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