＞土地家屋を売却した場合、母は土地の４割、兄嫁は家と土地の６割の代金を取得すると聞いたのですが本当でしょうか。
土地所有者（母）が土地を兄に貸して、兄は、借りた土地に自分の建物を建てたなら土地に対して賃借権がありますので、売却時には５分５分か４分６で分けることになりますが、母と兄の間で「土地賃貸借契約」を締結していなく土地の賃料も無料の場合は、兄が死亡すれば母は建物を取り壊して更地にして土地を返してもらうことができます。
なお、「実態は母が兄に返済資金を送金しております。」と云うことは母は兄から借金があったものと思われますが、そのことと今回の場合とは別な問題として扱う必要があります。
そうではなく、母が兄に送金しているお金は本来なら母が銀行（ローン代金）に支払うべきものだが名義が兄になっているため一旦兄に支払って兄はそのまま銀行（ローン代金）に支払っているなら、本来建物は母の物です。そうでしたら、母は兄に登記をせよと請求し、応じなければ訴訟で母の名義にすることができます。