Re: 連帯債務者と連帯保証人の違いは?

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2003年4月10日 16時25分35秒
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ヤマちゃん氏の投稿「 連帯債務者と連帯保証人の違いは?」に対するフォロー記事です

(内容)

> 夫婦共有で新築します。建物の登記は夫が5/8と妻3/8としますが、妻の3/8は全額親からの贈与であり、収入はありません。ローンは全額、夫である自分が払います。
> 住宅ローン控除を受けるにあたって、妻を連帯債務者とするといいと聞きました。どういうことでしょうか?
> 持ち分設定をすると、その分しか、控除を受けられないと聞きましたが、どういうことでしょう?
> ローン控除を受けるのに、最も有利な契約の仕方を知りたいのですが、よろしくお願いします。

住宅ローン控除とは、住宅を借金して買った場合、その年分の所得税から控除すると云うものです。ですから妻は借金していなければその特典はありません。しかし、妻も夫と連帯して借金すれば(それを連帯債務者と云います。)妻も借金していることですから、その特典を受けることができます。
これらは売買契約や新築工事契約時の問題ではなく、その新築した建物に抵当権設定登記しますが、その登記の時に妻の持ち分にも抵当権設定登記するでしようから、連帯債務者となるのです。もし、妻の持ち分に抵当権を設定しなければ(妻が連帯債務者とならなければ)夫だけの持ち分に抵当権設定することになり、そうしますと担保価値がなくなります。そう云うわけで事実上妻は借金しなくても連帯債務者として登記するのです。そうすれば夫婦で持ち分に応じた控除が受けられます。しかし現実的に妻は所得がなければ当然控除もないことになります。
要するに、その控除は、借金していることと、その借金している者に所得があれば対象になりますが、そうでなければ控除はないことになります。
なお、今回の場合、妻からの贈与を断り、夫だけが借金し夫だけの所有とすれば夫の所得から控除が受けられます。



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