Re: 連帯債務者と連帯保証人の違いは?

投稿者:しろうちゃん
投稿日:2003年4月12日 10時30分17秒
リモートホスト情報:e150250.ppp.dion.ne.jp
窪田徹郎氏の投稿「 Re: 連帯債務者と連帯保証人の違いは?」に対するフォロー記事です

(内容)

連帯債務という債務は、複数の債務者がそれぞれに全額の支払い責任を負う債務です。すなわち連帯債務では債権者は債務者の一人に対しまたは同時もしくは順次に総債務者に対して全部または一部の履行を請求できます。

債権者の権利は、連帯債務と連帯保証はほとんど同じ権利を行使できます。一方債務者の権利義務は、大きく違います。

たとえば、

1.2000万円の債務を夫と妻が連帯して債務を負う場合、夫も妻もそれぞれ2000万円の返済義務があります。ここで妻が1000円の返済を行うと残債務1000万円は夫と妻がそれぞれ返済義務があります。この場合返済した1000万円を妻は夫に請求できません。

2.2000万円の債務を夫が主債務者となり妻が連帯保証を負う場合、債権者から請求があった場合妻も2000万円の返済義務が生じます。債権者は主債務者より先に連帯保証人に債権を請求してもよいことになっています。ここで妻が1000万円の返済を行うと、妻は返済した1000万円を夫に請求し弁償してもらうことができます。

> 住宅ローン控除を受けるにあたって、妻を連帯債務者とするといいと聞きました。どういうことでしょうか?
> 持ち分設定をすると、その分しか、控除を受けられないと聞きましたが、どういうことでしょう?
> ローン控除を受けるのに、最も有利な契約の仕方を知りたいのですが、よろしくお願いします。

住宅ローンを契約する場合は、ほとんどの場合その対象が不動産全部となりますが、不動産登記が共有持分の場合には契約金額の一部(契約者の持分割合)が住宅取得に使われたことになり所得税の住宅取得控除の対象はその割合の金額が認められます。不動産登記が持分であっても共有者の支払い債務を負っている(連帯債務)場合(ローン契約の全部が住宅取得に使われた)には、それを税務当局が認めれば契約金額の全額が控除対象となることがあります。税務署によって見解が異なることがありますので、事前に所轄の税務署に「匿名」で相談してください。


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