Re: 不当な立退き料を請求された!!

投稿者:窪田徹郎
投稿日:2001年6月15日 17時18分15秒
リモートホスト情報:pae3b18.fchupc00.ap.so-net.ne.jp
あみ氏の投稿「 Re: 不当な立退き料を請求された!!」に対するフォロー記事です

(内容)

> お返事ありがとうございます。立退き料を払った方が手間がかからないことは分かりました。ただもし強制執行した場合一時的に費用を立て替えて、占有している人に確実にその費用を支払ってもらうことが出来るのかどうかが不安です。婚約者の話だとどうも海千山千の相手らしくて少し
> コワイともいうのです。話し合いをすると法外なお金はかかりそうですし裁判所での強制執行も費用が返るのか心配です。こういうところが競売の怖さなのでしょうか?また代行の業者さんとかに頼んだほうがよいのでしょうか?

あなたが強制執行して、その立て替えて支払った費用を後で請求しても任意に支払ってくれれば別ですが、そうでなければ訴訟して取り立てることになります。訴訟して勝訴しても任意に支払ってくれなければ、これまた強制執行で取立なくてはなりません。その場合、その者に財産がなければ取立は不可能です。一般的に云えば、99%以上の確立で執行費用の取り立ては不可能です。その占有者は、債務者ですか?元所有者ですか?それとも賃借人ですか? いずれの相手であってもお金を持っていなければ不能ですし、持っていても至難の業です。
次に、裁判所から返してもらえるか?と云う点ですが実際に使ったお金が少なくあまりがあれば当然返してもらえます。その点をもう少しくわしく教えましよう。
東京の場合、強制執行の申し込み時に予納する金額は6万円から10万円程度です。実際にかかる執行費用は50万円から200万円かかります。そうしますと疑問がわくでしよう。つまり裁判所に予納する6万円は執行官に支払う金だけで他はすべてあなたの方で、それぞれのところにそれぞれのお金を(人夫費は人夫に倉庫代はその倉庫会社に)支払います。執行官は預かった6万円から自分の手数料を取り残りを返します。
次の「競売は怖い?」ですが、なにも怖くはありませんが、競売に参加すると云うことは、「もめごとに首を突っ込む」ことですから、それを十分理解しておく必要があります。
そうしますと「代行業者」と云うことも考えられ、HPでもさかんに宣伝している業者もあるようです。しかし、現在の法律はその点の整備がされていないので、その点十分に承知のうえで依頼して下さい。



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